2008年10月29~31日,ディスプレイ技術の総合展示会「FPD International 2008」がパシフィコ横浜で開催された。そこで見えてきたのは,単なる「表示デバイス」から脱皮するディスプレイの姿だ。このようなディスプレイの変化は,機器メーカーなどの技術者に対し,従来にない新たな機器や生活空間を 「想像」する機会を与え,実際に「創造」できるだけのインパクトを秘める。

 「40型の有機ELを韓国Samsung SDI Co., Ltd.が出展するようだ」。ディスプレイ技術の総合展示会「FPD International 2008」の開催前夜,筆者の元にこんな情報が舞い込んだ。もちろん,今回の展示の目玉として。