池や沼にいる数十~数百μm大の原生生物を微小アクチュエータに利用する開発が進んでいる。ツリガネムシという生物を使う。この生物は,釣鐘状の細胞(ゾイド)と,そこから伸びた柄のような組織(ストーク)からなる。Caイオンが加わるとストークがmsオーダーの短時間に収縮し,Caイオンが取り除かれると伸張するという性質を備える。この性質を使うと,Caイオンの濃度によって,数百μmもの長さの伸縮を制御できるようになる。
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