450mm推進派のLSIメーカーと反対派が多数を占める装置・部材メーカーが繰り広げる450mm論争には,二つの側面がある。一つは,450mmの是非を問う正面きっての対立。もう一つは,450mmへの移行を前提とした水面下での条件交渉である。表舞台の目に見える対立は,裏で進める互いの利益をかけた条件交渉の舞台を整えるためのように見える。多くの反対派の装置・部材メーカーは表面的には劣勢に見える。一方で,この論争の二つの側面を使い分けることで,リスクを最小化しつつこの論争の“落とし所”を探っている。
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