理化学研究所と松下電工は,4元混晶のInAlGaNを用いた,波長282nmで連続発光する深紫外LEDを共同で開発した。LEDを形成したウエハーに,電極を取り付けて発光させたところ,室温で10.6mWという同LEDとしては極めて高い発光出力を得たという。

 260~280nm超の波長帯は殺菌効果が高いため,冷蔵庫など家電製品内部の殺菌や,酸化チタン(TiO2)と組み合わせた,においや公害物質の分解などの用途が想定できる。