TDKがドイツの大手電子部品メーカーであるEPCOS AGを買収する。TDKの受動部品事業の一部とEPCOS社の事業を統合した新会社を2009年秋にも立ち上げる。新会社発足後,TDKの売上高は1兆円超となる。さらに約3年後には,年間売上高を1兆2000億~1兆4000億円,営業利益率10%以上を目指す。

 両社が手を組んだのは,技術や製品,顧客や地域で競合がなく,「ほぼ完全な補完関係を狙える」(TDK 代表取締役社長の上釜健宏氏)ためだ。