人とくるまのテクノロジー展2008

 「人とくるまのテクノロジー展2008」では、安全・環境分野の次世代技術の取り組みが明らかになった(図)。安全分野では、歩行者保護や後面衝突に対応するエアバッグ、道路上の標識認識システムが見られた。環境分野では、可変バルブ機構やコンロッド長を変化させるシステム、ディーゼル向け排気圧センサ、小型化したLiイオン2次電池などの展示があった。

人とくるまのテクノロジー展2008


 豊田合成は次世代のエアバッグとして、歩行者保護エアバッグ2種類と後突エアバッグ1種類を参考出展した。歩行者保護エアバッグは、フロントフード内部のエンジンルームから飛び出すフードエアバッグと、フロントグリルから飛び出すグリルエアバッグがある。

 フードエアバッグは、大人の頭部がフェンダーやフロントピラーにぶつかるときの衝撃を抑える。一方のグリルエアバッグは、子供の頭部もしくは大人の腰への衝撃を緩和するものだ。

「人とくるまのテクノロジー展2008」の会場
「人とくるまのテクノロジー展2008」の会場

前年よりも7%多い、約7万人が来場した。