アナログ制御一辺倒だった電源業界にも,デジタル化の波が押し寄せてきた。デジタル・インタフェースを搭載し,出力電圧のフィードバック制御にデジタル処理を適用した「デジタル制御電源」の開発が,数年前から活発になっているのだ。ところが,普及は思うように進んでいない。通信装置などに向けた大型電源を除けば,実用化に至った例は数少ない。

 こうした状況を変えるべくベルニクスは,アナログ電源からデジタル電源へ移行させることを狙ったDC-DCコンバータ「BDZシリーズ」を開発した。FPGAやASICなどに向けたPOLコンバータである。