【工場安全のツボ 第3回】安全柵にまつわる安全対策

 前回(2008年5月号)は,安全柵と安全スイッチによるインターロックを紹介しました。インターロックでは,人(作業者)が安全柵内部に入る場合,扉に連動して機械を停止することで人の安全を確保しています。ところが,人や物の出入りが高い頻度で発生する状況では,機械を安全柵で完全に囲ってしまうと,扉の頻繁な開閉による作業性の著しい低下や作業者への負担の増大を引き起こします。このような事態を防ぐため,扉の代わりに安全柵に開口部を設けることがあります。(以下,「日経ものづくり」2008年6月号に掲載)