加速度センサーやSiマイクなど,大量生産のMEMSデバイス市場が多様化し始めた。これまでのMEMSデバイスのラインアップに,差異化を狙った非標準品が加わるようになったためである。従来のMEMSデバイスは業界標準品が主流であり,市場での勝敗は主に価格で決まっていた。ここへ来て,競争による価格低下によって用途のすそ野が広がり,要求仕様にも広がりが出てきた。2003年ごろに立ち上がったばかりの“若い”MEMSデバイス市場が,新たなステージへ移行したといえる。
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