液晶製造装置・部材業界に活気が戻ってきた。シャープの第10世代ライン建設が転機となり,「2010年までの成長シナリオが明確に描けるようになった」と装置・部材各社は自信を見せる。現行のガラス基板を使うラインへの設備投資も相次ぐ見込みであり,性能向上を図った第8世代以前の装置への引き合いも強い。テレビ向けを中心に液晶パネルの市場拡大が進むと同時に,“高性能”と“低コスト”への二極化が進む中で,部材メーカーの戦略は両取りするところと片方に特化するところに分かれる。装置・部材メーカーが,成長軸を増やすための太陽電池向けや有機ELパネル向けの開発を進めるとともに,有機EL材料メーカーとLEDデバイス・メーカーは,照明市場に活路を見いだした。「まずは“照明”という巨大市場で低コスト化に磨きをかけた上で,大型ディスプレイ分野の本命として再参入する」という新シナリオが見えてきた。
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