マツダの次世代エンジンコンセプト

 マツダは、2010年代初めに量産する次世代エンジンの要素技術を盛り込んだコンセプトエンジンの詳細を公表した。可変バルブリフト機構やミラーサイクル、アイドリングストップ機構など、あらゆる排気量のエンジンに適用できる技術を集約した。

 このエンジンは排気量2.0Lの直列4気筒エンジン「MZR」シリーズの次世代版と位置付けた。全体では、燃費が20 %改善し、トルクも15 %以上向上することを狙う。なお、同エンジンは2007年の第40回東京モーターショーに展示していた(図)。  採用した技術は、低抵抗の吸排気系、吸排気の可変バルブタイミング機構(VVT)、吸気側の可変バルブリフト機構、直噴化によるアイドリングストップ機構、ミラーサイクル、二つの点火プラグによる点火システム、高効率の触媒など。

排気量2.0Lのコンセプトエンジン
排気量2.0Lのコンセプトエンジン