携帯電話機の薄型化に伴い,カメラ・モジュールで光学ズーム機能やオートフォーカス機能を実現するための機構部分の小型化が,ますます大きな課題になっている。イオン伝導アクチュエータの研究開発などを行うイーメックスは,レンズを動かすのではなく,レンズを変形させてピントを合わせる,小型の可変焦点レンズ・モジュールを開発した。オートフォーカス機能を持つカメラ・モジュールに向けたサンプル品の外形寸法は,6.5mm×6.5mm×0.8mmと,8mm×8mm×1mmである。6.5mm角というサイズは,オートフォーカス機能を備えたモジュールとして最も小型の部類に入る。