「無線LANを使いたがっている顧客が非常に多い。十分ビジネスになると判断した」(ローム KTC LSI開発本部 高速データ処理システムチームリーダー 統括課長の大藪博司氏)。

 ロームが,無線LANモジュールの市場に参入する。2.4GHz帯利用のIEEE802.11b/g準拠の送受信モジュールを開発し,2008年8月から量産出荷する。同社は2008年に入り無線LAN用のベースバンドLSIを製品化していた。今回,モジュール製品にまで手を広げることになる。