LEDの光量が実際に増えたわけではないにもかかわらず,発光効率100lm/WのLEDの明るさを,50lm/WのLEDで実現する─。

 この,きつねにつままれたかのように思えるLED駆動制御技術を,愛媛大学大学院 理工学研究科 電子情報工学専攻 准教授の神野雅文氏の研究グループが開発した。人間の知覚特性を利用することで,消費電力を変えずにLEDを大幅に明るく見せるというものである。