キャッツ 穴田 啓樹,吉野 由紀夫

 今回はいよいよ,モデルから生成したコードとマイコン・キット固有のコードを結合して,第1回で行ったようにモデルがマイコン・キット上で動作している様子を確認する。

 マイコン・キットでモデルを動かすに当たって,まずこれまでのシミュレーション環境との違いを考えてみる。シミュレーション環境では,コンピュータの画面に表示した外観図のボタンを操作して,表示の変化を確認した。この部分はマイコン・キットのタクト・スイッチやLEDといった実際の部品の動作に置き換える必要がある。該当するソフトウエアを機能ユニット関連図で確認すると,キー・マネジャー,キー・ドライバ,LEDドライバがある。