【速報】「三面図インタフェース」が 3次元操作の違和感を大きく軽減

 米SpaceClaim 社は,2008年4月8日に発表した3次元CAD「SpaceClaim Professional」の新版 (バージョン2008)に,三面図を描いているうちに自然に3次元モデリングを実行できる機能を加えた。
 3次元CADのユーザー・インタフェースは一般に,3次元空間を操作するための画面と,2次元図面を編集するための画面に分かれている。ユーザーは作業目的に応じて画面を切り替えながら使っている。SpaceClaimも両方の画面を備えるが,新版のように2次元図面の編集画面でモデリング操作を直接実行できるようにしたCADはおそらく初めて。三面図で思考できるため,2次元CADユーザーにとってなじみやすい。(以下,「日経ものづくり」2008年5月号に掲載)

図●SpaceClaim新版で利用可能になった,三面図風のユーザー・インタフェース
図●SpaceClaim新版で利用可能になった,三面図風のユーザー・インタフェース