米国最大手の携帯電話事業者であるAT&T Inc.と,同2位のVerizon Wireless社は,米国の700MHz帯を使ってLTE(long term evolution)サービスを開始する方針を明らかにした。米FCC(連邦通信委員会)が実施していた700MHz帯の周波数オークションで,両社が落札した周波数帯を利用する。

 LTEは,3GPP(3rd Generation Partnership Project)がW-CDMAの拡張技術として策定を進めていたもの。OFDMA技術などを用いることで,20MHz程度の帯域が確保できれば,下り方向で100Mビット/秒以上の高速データ通信が可能である。