【連載】新基準新規制

クルマがポール(支柱)にぶつかる事故の対策に、米国が動き出した。クルマをポールにぶつける試験を強化することで安全性を高める。コンパクトカーではカーテンエアバッグの搭載は不可欠になる。


 米国は2009 年に、固定したポール(支柱)にクルマの側面をぶつける「ポール側面衝突試験」を強化する。
 NHTSA(米高速道路交通安全局)が安全基準FMVSS(Federal Motor Vehicle Safety Standards)214 を改定したことによる。
 新基準では、ポールをぶつける速度や、ぶつける角度、ぶつける位置を変更することで、実際のポール衝突事故に近い試験とする(図)。

【連載】新基準新規制
図●FMVSSのポール側突試験