日立製作所は2008年2月29日,液晶テレビ「Wooo UTシリーズ」および液晶/PDPテレビ「Wooo 01シリーズ」で,特定の番組を視聴すると不具合が発生することを発表した。本来の映像には含まれない多数の横線が画面上部に表示されると同時に,リモコン操作が効きにくい状況になる。

 この不具合は,2008年2月にテレビ東京および系列局が放送した特定の番組によって明らかになった。4対3のアスペクト比で映像を放送し,並行して送信したデータ放送の文字や画像を番組の進行に合わせて映像の外側に自動表示する設定になっていた。この設定自体は放送の規格に適合したものであるが,比較的まれな設定であった。そのため,これまで見逃されていたテレビのソフトウエアの不具合が見つかった。