和田 昭允氏
横浜サイエンスフロンティア高等学校 スーパーアドバイザー

 2009年4月,横浜市は鶴見工業高等学校を再編して,横浜サイエンスフロンティア高等学校を開校する。製造拠点を支える人材を育てる工業高校から,理数科専門の進学校へと生まれ変わる。

 再編方針を検討した委員会で,学校の基本方針を「サイエンス」寄りへと動かしたのが,同校 スーパーアドバイザーを務める和田昭允氏だ。カミオカンデの小柴昌俊氏,フラーレンを発見したHarold Kroto氏という二人のノーベル賞受賞者を含む超一流の科学者がこの高校のスーパーアドバイザーとして参集したのも,和田氏の呼び掛けによる。

 なぜ今,サイエンスを学ぶ高校をつくる必要があるのか聞いた。