「パートナーロボット事業を中核事業の一つに育てたい」(トヨタ自動車取締役社長の渡辺捷昭氏)─。トヨタ自動車は,人の活動を支援する「トヨタ・パートナーロボット」の開発体制を強化する。同ロボットを「2010年代の早い時期に実用化」(同氏)し,自動車のように一家に一台の普及を目指す。2008年度中に愛知県豊田市の広瀬工場に実験棟を新たに建設し,本社と広瀬工場,豊田市の貞宝工場に 分散している開発部門を集約する。さらに今後3年間で,ロボット開発に携わる人員も現在の約100人から200人程度に引き上げる。