2008年2月に開催される半導体回路技術の国際会議「ISSCC(International Solid-State Circuits Conference)2008」では,東アジアからの採択論文数の傾向が大きく変わった。飛ぶ鳥を落とす勢いだった韓国と台湾の採択論文数はISSCC 2007に比べて4割も減った。中でも,前回25件と日本勢に肉薄した韓国勢の採択論文数は,今回は14件と大幅に落ち込んだ。一方,2004年と2005年の44件をピークに急減し,2007年は27件と危機的な状況にあった日本勢の採択論文数が今回は35件とやや持ち直した。