米University of Virginia(UVa)の研究者は2007年11月9日,「300K(27℃)という室温で14質量%という高効率の水素吸蔵材料を開発した」と発表した。水素吸蔵材料は,燃料電池車で水素(H2)の貯蔵タンクなどに用いられる。トヨタ自動車などによれば,吸収と取り出しを繰り返せる燃料電池車に利用可能な材料の水素貯蔵量は,これまで2質量%程度にすぎなかった。まだ実験段階だが,14質量%の材料を実用化できれば,燃料電池にとって非常に大きな前進となる。