粟本 健司
篠田プラズマ 執行役員 技術開発部 部長

篠田プラズマは,2008年下期に新方式ディスプレイ「PTA」の量産出荷を始める。このディスプレイは,現行のPDPと同様の発光原理を利用する。ただし,フィルム基板を使うため,ガラス基板を用いる現行のPDPに比べて薄型軽量,フレキシブルといった特徴を備える。しかも,シームレスに張り合わせて大画面化できることも特徴だ。いわば「シート状のPDP」というべきPTAの技術の核心や生産技術の詳細などについて,開発技術者が解説する。(小谷 卓也=本誌)