新興のEDAベンダーである米Berkeley Design Automation Inc.のアナログ回路/RF回路用検証ツールが,国内外のIC開発メーカーの支持を集めている。2006年に松下電器産業が出資したことで話題を呼んだが,ここにきてユーザー数が急ピッチで増えている。2007年に入り,米QUALCOMM,Inc.や米Atheros Communications, Inc.,新潟精密を含む8社がBerkeley社のユーザーになった。このうちの1社の東芝は,2007年6月末に,民生機器用ICに向けて採用を決めた。Berkeley社のツールの総顧客数は30社以上に達し,500を超える回路設計への適用実績がある。