DRAMやSRAMのようにランダム・アクセスが可能で,かつ電源を切っても情報が消えない──。こうした特徴を持つメモリ,いわゆる不揮発性RAMの品ぞろえが豊富になりつつある。現在,3種類のメモリが名乗りを上げている。既に製品化が始まっている強誘電体メモリ(FeRAM)や磁気メモリMRAM(magnetic random access memory)に加えて,光ディスクなどに使われる相変化材料を記憶部に採用したPRAM(phase-change random access memory)の量産が2008年初頭に始まる。