日経ものづくり メソッド
第2回:レクサット評価法

中沢 弘
中沢塾 代表

複数の項目を同じ土俵で比較
アンケートなどの評価にも有効

 点数評価法,損益分析,消去法,直観など従来からいろいろな評価法が使われてきた。だが,どれも一長一短であり,完全なものはなかった。例えば,点数評価法は重み付けにあいまいさがあり,しかも合計点の大きい案を選ぶという方式のため,宿命的に欠点が隠れてしまい後で大きな問題を起こす危険性がある。

 今回ここに紹介するレクサット評価法は,前回紹介したレクサットという新しい尺度を用いた評価法で,中沢メソッドのベースになっている。中沢メソッドから離れても多くの場面で有効に使えるのでいろいろな場面で使ってもらいたい。

日経ものづくり メソッド
図●自動車の燃費特性