軽量3次元データの利用価値が向上
属性の編集やノウハウ共有が可能に
軽量3次元データの登場によって,3次元CADやハイスペックのコンピュータを用意せずとも,3次元モデルを活用できるようになった。それに伴い,軽量3次元データを扱うビューワやデジタル・モックアップ(DMU)ツールに求められる機能も多岐にわたってきている。3次元CADで定義した情報を使い回すだけでなく,情報を修正したり追加したりできる機能だ。
後工程で情報を追加
ラティス・テクノロジー(本社東京)は,軽量3次元データ形式「XVL」の編集ツール「XVL Studio Ver.6.2」で,属性情報の編集機能を強化した。生産技術や製造といった後工程での3次元モデル活用を支援するためだ。
従来,XVL Studioで属性情報を編集するには,パーツ単位のプロパティを別ウインドウで開く必要があった。このため,異なる部品の情報を比較したり,複数部品の情報を編集したりするのは面倒だった。