DRAM混載SoC(system on a chip)からCoC(chip on chip)へ――。ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が携帯型ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」のマイクロコントローラ「PSP CPU」の構成を一新していることが明らかになった。2004年12月のPSP発売時に搭載したPSP CPUは,容量が4MバイトのDRAMを論理回路と1チップに集積したものだった。同社はPSPの発売から約1年が経過した2005年末ころから,DRAMと論理回路を別チップにしてパッケージ内で積層する,いわゆるCoC構造に変更を始めた。その後,徐々に置き換えを進め,現時点では,新たに生産するPSP CPUは全量CoC構造に切り替えたという。