米Apple Computer,Inc.は2006年4月5日,米Intel Corp.の86系マイクロプロセサを搭載したMacintoshパソコン(Intel Mac)で「Windows XP」の起動を可能にするツール群のベータ版「Boot Camp」を公開し,Apple社のWWWサイトで無償配布を始めた。

 Boot Campには,Windows XPの導入をサポートする「Boot Camp Assistant」やWindows上でIntel Macの周辺機能を動作させるドライバ・ソフトウエアなどが含まれる。Apple社は,2007年初めまでに登場予定のMac OS Xの次期バージョン「Leopard」でBoot Campを標準機能にする。

 何の前触れもなく公開されたBoot Campであるが,実はかなり以前から開発を進めていた節がある。