2005年11月にNTTドコモとKDDIが携帯電話で1対多通信ができる「push-to-talk(PTT)」と呼ぶ新サービスを導入した。PTTサービスは従来の電話サービスと異なる技術を使っている。ポイントを3つに分けて説明する。

 NTTドコモは2005年11月,携帯電話機の新機種「FOMA 902iシリーズ」の発売と同時に,新しい音声通話サービス「プッシュトーク」を始めた。KDDIグループ(KDDIと沖縄セルラー電話,以下KDDI)も新サービス「Hello Messenger」を11月の新機種発売に合わせて開始した。どちらのサービスもまだ新機種だけでしか使えないが,両社とも「今後はどの機種でも標準的に使えるサービスにする」と意気込む。