Justin R. Rattner氏
米Intel Corp., Intel Senior Fellow, Director, Corporate Technology Group
Chief Technology Officer

——将来のコンピューティング環境を示した「Platform 2015」を2005年春から提唱しています。こうした目標を定めた背景には何がありますか。

 1つのマイクロプロセサを設計するには4年もの歳月がかかります。将来のマイクロプロセサに採用する新技術は,既にある程度確立したものでなければなりません。このためには,新技術の研究開発をさらにその4年以上前から始める必要があります。こうした開発サイクルに身を置いている研究者には10年単位で物事を考える姿勢が必要なのです。つまり,今から2015年のコンピューティング環境を目標に据えることになります。