半導体産業において,好況と不況が周期的に繰り返すこと。需要が供給を上回ると,半導体の価格が上がる。生産能力を高めるために半導体メーカー各社が一斉に設備投資を敢行する。1年半~2年が経過し,各社が建設した生産ラインが相次いで稼働するころには,需要が一段落し,供給過剰に陥る。この結果,半導体の価格が下落し,半導体各社の業績が悪化する。これまでは,くしくも同じ年に開催されてきたオリンピックと米国大統領選挙に合わせてシリコン・サイクルのピーク(好況)を迎え,その翌年から下降局面に入るなど,ほぼ4年周期で好況と不況が訪れてきた。