高性能マイクロプロセサの消費電力増大はじわじわと進んでいる。1サイクルでより多くの命令を実行するスケジューリング機能の強化などに伴い回路が複雑になったことや,半導体製造技術の微細化によりリーク電流が増加していることなどが原因である。例えば4スレッドの並列処理機能を備える米Intel Corp.の「Pentium 4 Processor Extreme Edition」は3.4GHz動作時に最大102.9Wを消費する。