東京・飯田橋駅付近の神田川東岸に、高さ約150mのオフィス・商業棟とマンションが2014年6月にそろって竣工した。省エネと災害時のBCPを意識して計画されたものだ。高層建築が少ないこの地域での新たなランドマークとなり、にぎわいの創出も期待されている。

完成した2棟を西側から見る。写真左がオフィス・商業棟、右が分譲マンション(写真:赤坂 麻実)
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 オフィス・商業棟「飯田橋グラン・ブルーム」と住宅棟「パークコート千代田富士見ザタワー」が建つこの地域は元々、東京警察病院があったところだ。同病院が中野区へ2008年に移転する計画が持ち上がったのを機に、周辺を含めた約2.5ヘクタールを一体的に再開発することになった。2004年に再開発準備組合が設立され、2008年には都市計画が決定。そして、2011年4月から建設工事を進めていた。

敷地の北西部分には広場を設けた。敷地内には10種の桜を植える予定。全体で緑化率は40%という(資料:三井不動産)
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