2014年11月19日、福島県伊達市において「複数自治体連携型大規模健幸ポイントプロジェクト 参加者説明会」が実施された。

 同プロジェクトは、みずほ情報総研、スマートウエルネスシティ地域活性化総合特別区域協議会に参加する千葉県浦安市、栃木県大田原市、岡山県岡山市、大阪府高石市、福島県伊達市、新潟県見附市の全国6市と、みずほ銀行、つくばウエルネスリサーチ、筑波大学の産官学で連携して実証するポイントプログラム。各自治体が用意する健康増進プログラムに参加し、成果内容に応じて地域商品券、「Ponta」などの汎用ポイントが付与される。

 この中でまずは伊達市、見附市を皮切りに2014年11月19~21日の3日間、説明会を開始。伊達市は人口規模が6万人程度、全国有数の桃の産地としての顔を持ちながら、県都福島市に隣接する衛星都市としての役割もあり、6市の中では見附市、栃木県大田原市とともに中山間地域のモデルとして位置づけられている。

 既に2011年12月より、国から「健幸長寿社会を創造するスマートウエルネスシティ総合特区」として地域活性化総合特別区域指定を受けている背景もあり、地元住民の意識も比較的高い。市のホームページで「健幸ポイント」のネット受付を促し、地域商品券が利用できる店舗にはノボリを設置、伊達市全戸へのチラシ配布、告知ポスターの貼り出しなど、熱心な広報活動が行なわれている。

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健幸ポイントが利用可能な店舗には、ノボリを設置(左)。健幸ポイントの告知ポスター(右)