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医工連携を研究だけで終わらせない――「生体材料を使ったものづくり」の産業化に挑む東大

2014/07/29 00:00
大下 淳一=日経デジタルヘルス

 「機は熟した。今こそ大学発の医療イノベーションの社会実装に挑む」(東京大学 生産技術研究所 教授の酒井康行氏)――。東京大学 生産技術研究所(生産研)は2014年7月23日、同年4月1日に立ち上げた「総合バイオメディカルシステム国際研究センター(Center for International Research on Integrative Biomedical Systems:CIBiS(サイビス))」の設立記念シンポジウムを開催した。

総合バイオメディカルシステム国際研究センター長で東京大学 生産技術研究所 教授の酒井康行氏
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 センター長として挨拶した酒井氏は、CIBiSでは生産研が得意とするデバイス技術や数理工学、生物工学、臨床医学を融合して、「細胞や組織などの生体材料を使ったものづくり」を学術的に体系化することを目指すと話した。これを通じ、「再生医療や創薬、診断などに向けた革新的医療システムを創生する」(酒井氏)狙いである。

 医療のイノベーションは2つの点で、日本における次世代産業の源泉になると同氏は指摘した。1つは、日本では世界に先駆けて少子高齢化が進んでいること。もう1つは、診断機器や創薬の分野での国際競争力が高くないことだ。

 生産研は工学を中心とする研究組織だが、最近は医療・バイオ分野の研究にも力を入れてきた。現在では、120余りある研究室のうち約1/4に当たる34研究室が何らかの形で医療・バイオとの関わりがある研究を進めているという。ここ数年は医学系分野の研究者のリクルート活動も行ってきた。

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