2013年5月14~16日にHong Kong Convention and Exhibition Centre(香港コンベンション&エキシビション・センター)で開催された「Hong Kong International Medical Devices and Supplies Fair」(香港国際医療機器&医薬用品フェア)。この展示会から見えた医療機器産業の最新動向と展示品の主なトレンドについて、2回に分けてレポートする。
医療関連の製品やサービスが展示されるHong Kong International Medical Devices and Supplies Fairは、今回が4回目の開催と歴史が浅い。この展示会と同じくHong Kong Trade Development Council(HKTDC:香港貿易局)が主催している電子機器見本市「Hong Kong Electronics Fair」が、既に32回も開催され出展者数では世界最大級の規模を誇るのとは対照的だ。
ただし、香港貿易局の担当者は、「この医療機器展は今後の急拡大が見込める」と語り、これからの規模拡大に力を注いでいく意向だ。実際、出展者数は2010年に140、2012年には168、そして今回は212と、絶対数はまだ少ないものの着実な増加を示している。