クルマや冷蔵庫のボディーにもディスプレイ

 家電やIT機器のデザイナーやソフトウエア開発者からは、早くもさまざまなアイデアが出てきている。

 例えば、クルマのボディーにディスプレイを取り付けようというアイデアを、日本のトヨタ自動車が披露した。「第42回 東京モーターショー2011」(一般公開2011年12月3~11日、東京ビッグサイト)にコンセプト車「TOYOTA Fun-Vii」を出展した(図8)。

図8 クルマのボディーがディスプレイになる
出典:Tech-On!(2011年11月29日)
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 車体の側面に大きなディスプレイを設け、スマートフォンを使ってユーザーの好みの映像を表示できる。周辺の車両と通信し、交差点の死角にいる車両を事前に察知できる機能もある。また、出発前にスマートフォンを使って車両の点検を指示すると、診断結果が車両の側面のディスプレイに表示される。販売店から車両の点検時期が近いことを知らせることもできる。家族の誕生日には花束の映像を車両の側面に表示する。「未来の車両の姿を提案したもの」(トヨタ自動車)である。