第1回に述べたように、ネットワーク機能を搭載した組み込み機器や制御システムでも、セキュリティー研究者により脆弱性が調査され、報告されるようになってきている。組み込み機器では、インターネット家電、医療機器、自動車などで脆弱性の研究報告がされている。医療機器では人工心臓や投薬装置の脆弱性によって利用者の生命に影響を及ぼす攻撃が可能という報告や、自動車では遠隔操作機能を悪用されることで重大な事故に直結する可能性があるという報告があり、その影響の大きさから注目も大きくなっている。
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