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HOMEエレクトロニクス機器闘いの軌跡:キルビー特許訴訟 > 思わぬ収穫(前)

  • 高橋 史忠=日経エレクトロニクス
  • 2013/01/25 00:00
  • 1/8ページ

 富士通の井桁貞一氏(現同社 法務・知的財産権本部 特許部長)は,東京地方裁判所の法廷で弁護団とともにその瞬間を待っていた。

 同法廷の傍聴席には,訴訟を陣頭指揮した山地克郎氏(現同社 法務・知的財産権本部長 兼 輸出管理本部長)の姿もあった。異なる場所に身を置いてはいたが,判決を聞きに集まった業界関係者から放たれる熱気を2人とも肌で感じていたはずだ。

 1994年8月31日の午前。富士通と米Texas Instruments Inc.(TI社)が争うキルビー特許訴訟は,大きな区切りを迎えようとしていた(表1)。

表1 キルビー特許訴訟の高裁判決前後
(表:日経エレクトロニクス)
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