設計力向上 開発手法と支援ツールの動向・事例
 

第37回:エレ/メカ連携(1)

前田 篤志=O2 リサーチ フェロー、Ph.D.
2013/01/07 00:00
出典:日経ものづくり、2011年4月号 、pp.104-105 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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 昨今、機械製品といっても、そのほとんどに電気・電子機器が組み込まれており、機械設計と電気・電子設計の融合、いわゆるエレ/メカ連携が不可欠な時代となっている。今回からは、このエレ/メカ連携の進め方について解説する。

 本コラムではこれまで、3次元設計をベースにした開発プロセスの構築、または再構築のための取り組みを解説してきた。単に3次元CADをツールとして導入することではなく、仕事の進め方そのものを変革して効率化を実現する方法や手段がテーマである。このテーマに即して言えば、エレ/メカ連携をどのように進めるかもまた、極めて重要な課題だ。

 ところが、現状のエレ/メカ連携は筆者の見るところ、いわば「メカ/メカ連携」になっていることが多い。電子部品であってもメカの一部として扱われ、メカ設計の価値観やプロセスの中で製品に組み込まれていく。この状況を見直すことが、エレ/メカ連携を推進していくカギであると考えている。

設計者の考え方の相違

 電気・電子系(エレクトロニクス系)の技術者と機械・機構系(メカニクス系)技術者では、物事に対するアプローチに根本的な違いがある。それは、要求される成果物で使う単位系の差にも表れる。

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