設計力向上 開発手法と支援ツールの動向・事例
 

第22回:標準化とモジュール化(1)

大泉 圭一=O2 技術ディビジョン コンサルタント
2012/11/26 00:00
出典:日経ものづくり、2010年11月号 、pp.79-80 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
印刷用ページ

 今回からは、「製品からの視点を中心とした製品開発力向上」に関する取り組みに焦点を当てる()。この取り組みは3次元設計を展開していない場合にも適用でき、場合によっては3次元設計プロセスを再構築する前に実施することも可能である。しかし、パラメトリック機能の活用や3次元モデルによる検証性の向上など、3次元設計との相乗効果は期待できるので、ぜひ、取り組んでもらいたいテーマである。

表●3次元設計をベースとした開発プロセス構築に向けた取り組み
今回からは、グループHの取り組みの中の「標準化・モジュール化」を解説する。
[画像のクリックで拡大表示]

 本連載第22~30回の9回は、活動テーマの「標準化・モジュール化」について紹介する。第13~15回では3次元設計の活用拡大として「形状要素(部品形状)」のモジュール化について説明したが、今回から取り上げるのは「設計」の標準化・モジュール化である。形状のモジュール化がモデリング作業や後工程での効率化が目的であるのに対して、設計の標準化・モジュール化は設計の視点から合理的な標準を見いだすことを目的としている。もちろん、受注から具体的なモデリング作業に入るまでのプロセスを効率化する狙いもある

* 今回から紹介する標準化・モジュール化は、一品受注設計を念頭に置いている。一品受注設計の標準化・モジュール化は、顧客のさまざまな要望が制約となり、とても困難なものである。仕様(顧客が指定するもの)と諸元(仕様に配慮しつつ、設計者がその裁量で決められるもの)とが密に絡んでおり、さらに、部品間の強い相関関係がモジュールの互換性を損なうように影響するからだ。このような対象を、モジュール化によって組み合わせ型アーキテクチャに変えるのが目的である。

 筆者らの手法では、「標準化」と「モジュール化」を明確に分けている。その上で、設計プロセスを大きく「機能設計」と「形状設計」に分けて考え、それぞれに対して標準化とモジュール化を適用するのが特徴だ。以下、それぞれの用語の定義も含め、設計の標準化・モジュール化を進める手法の概略を紹介する。

ここから先は日経テクノロジーオンライン会員の方のみ、お読みいただけます。
・会員登録済みの方は、左下の「ログイン」ボタンをクリックしてログイン完了後にご参照ください。
・会員登録がお済みでない方は、右下の会員登録ボタンをクリックして、会員登録を完了させてからご参照ください。会員登録は無料です。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS
製造業IT:日経テクノロジーオンライン × ITpro Active

お薦めトピック

記事ランキング