設計力向上 開発手法と支援ツールの動向・事例
 

第16回:生産工程での効果刈り取り(上)

團野 晃=O2 技術ディビジョン コンサルタント
2012/11/09 00:00
出典:日経ものづくり、2010年9月号 、pp.82-83 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
印刷用ページ

 設計における3次元設計基盤づくりがほぼ出来上がると、社内の3次元設計比率が増えてくる。それに続く取り組みとして第13~15回に解説したのは、「形状モジュール化」で金型要件や生産要件を設計段階から3次元モデルに盛り込むことによって、3次元設計の効率と品質をさらに高めることだった。こうして3次元モデル作成という「種まき」が十分にできるようになったら、次はその効果の刈り取りである()。

表●3次元設計をベースとした開発プロセス構築に向けた取り組み
第16~18回は、グループEの取り組みを解説する。
[画像のクリックで拡大表示]

モデルだけでは分からない

 今回からは、3次元モデルを生産工程の広い範囲で活用していく上で、効果の刈り取りといった点から配慮すべきポイントを解説する。

 設計部門が生産工程に伝えるべき設計意図とは、要求品質を満たす製品を造るための指示事項である。設計意図の伝達の目的と必要性は、それ以外にはない。

 その点、3次元モデルは、製品が完成したときの形状を如実に表したものであるので、2次元図面よりもはるかに分かりやすく、伝わりやすい。しかし、根底にある設計意図は、単に形状を表しただけの3次元モデルからは分からない。試作、製造、検査などの工程を分業でこなすためには、何らかのルールを構築して、設計意図を含んだ「3次元図面」として流通させる必要が出てくる。3次元設計の効果を生産工程で刈り取るには、図面レスを実現する3次元図面流通の基盤を構築したい。

ここから先は日経テクノロジーオンライン会員の方のみ、お読みいただけます。
・会員登録済みの方は、左下の「ログイン」ボタンをクリックしてログイン完了後にご参照ください。
・会員登録がお済みでない方は、右下の会員登録ボタンをクリックして、会員登録を完了させてからご参照ください。会員登録は無料です。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS
製造業IT:日経テクノロジーオンライン × ITpro Active

お薦めトピック

記事ランキング