設計力向上 開発手法と支援ツールの動向・事例
 

第15回:活用の拡大(下)

元田 豊=O2 技術ディビジョン コンサルタント
2012/11/07 00:00
出典:日経ものづくり、2010年8月号 、pp.77-78 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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③CADで使うときのポイント

 モジュール形状が決まったら、これらを3次元CADのライブラリーなどに登録し、便利に使えるようにしていく作業に移る。このとき最もよく利用されるのがユーザー定義フィーチャ機能であり、これにより簡単にパラメトリック形状の登録/再利用が可能になる。

 多くのケースでは、この機能の利用を促進することでモジュール化の成果を浸透させることができる。しかし、フィーチャを呼び出す際に位置指定のための「配置平面」が必要になる場合があり、フィーチャと配置場所の形状によっては、思うように配置できない問題が生じることがある。これの解決方法の1つとして、形状モジュールを「部品」として用意しておいて、「アセンブリ」の一部として取り扱う方法を紹介する。

 図1はボスを例にしたものだが、ボスを部品として使う場合には、あらかじめ長めに作成しておき、必ずベース形状を貫くようにボス部品が配置されるようにしておく。最後に1つの部品として合体させて、元のベース部形状から連想性を持たせて複製した意匠面でカットする。このようにすると、ボスの反対側は製品形状と整合するし、形状構築履歴は自然と「ブッシュ型」になるため、形状変更が容易になる。デザイン変更があった場合でも、そのカット操作に使った面を置き換えることにより、ボスなどの部品情報を壊すことなくモデルを維持できる。

* 部品として合体させず、アセンブリのままでカットを使うことも可能だが、再生時間が長くなるなどの影響が出るため、最終的には1つの部品として合体させることを勧めている。

図1●形状モジュールの利用場面
アセンブリとして組み立てて、後で部品として一体化する方が、組み付け操作が楽なことがある。
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