設計力向上 開発手法と支援ツールの動向・事例
 

第6回:7つのパターン別活動指針(下)

宮木邦宏=O2 技術ディビジョン シニアコンサルタント
2012/10/17 00:00
出典:pp.70-71、2010年5月号 、 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
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連携不足の「独断専行型」

 設計部署だけでできるところに限定して、他部署との連携をほとんど考えずに活動を行っているのが「独断専行型」(表1)。A、B、Fは○なのに対し、他部署との連携が不可欠なDとEは×というケースだ。

表1●プチアセスメントの評価結果に基づく分類(活動類型)
[画像のクリックで拡大表示]

 3次元による製品開発は本来、関連工程全体で効果を出すもの、全工程で取り組むべきものである。独断専行型では、そのための工夫が不足している。活動が設計部門にのみ都合の良いものとなりがちで、全体のリードタイム短縮や品質向上といった全体最適に結び付きにくい。我々のアセスメントでは、この類型の出現率も比較的高い。

 設計部署のコンサルティングに入ったときに意外と多く耳にするのが、「後工程は自分たちが作ったモデルをうまく使うことを考えるのが仕事。後工程での使いやすさを我々が考える必要はない」といったものである。正直なところ、これには大いに疑問がある。

 従来の2次元図面での情報伝達では、図面は要求仕様であり、細かいところは後工程で考えればよかった。しかし、3次元設計開発プロセスでは、3次元モデルは要求仕様を形にしたマスタデータであり、意味合いが異なる。それを理解しないままの独断専行の活動では、3次元設計開発プロセスによってもくろむ品質の早期作り込みと、製造リードタイムの短縮は達し得ない。

 独断専行型から脱却するには、全工程を巻き込んだ活動への転換を図ることが重要。「3次元モデルの流通のさせ方の工夫」「3次元モデルの作り方や設計意図の伝達方法といった連携ルールの見直し」に活動の重点を置くことを勧める

* その際、関連部署すべてがメリットを享受できるように配慮することが肝要である

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