最新の医療機器に向けて,さまざまなエレクトロニクス技術の開発が進んでいる。「きれいに」「小さく」という,最近の医療機器のニーズを実現する技術である。「きれいに」に向けてはディスプレイ,A-D変換器IC,信号伝送,SiPなどの技術,「小さく」ではモータ制御やカメラといった技術が,その一例である。これらの技術は,現在の民生機器に利用するには性能水準が高く,コストも見合わない可能性が高い。しかし,医療向けの開発を通じて最先端の技術ノウハウを得て,コストダウンも進めることで,いずれは民生機器にも展開することを狙う(図1)。
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