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競合のタブレット端末にとっては辛い年になる

Jonathan Goldberg=ドイツDeutsche Bank AG,Analyst
2011/03/10 10:00
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 「iPad 2」は,良いアップデートだ。最も驚いたのは,新型マイクロプロセサ「A5」を搭載していること。このプロセサの能力はとても高いと感じている。iPad 2は,市場の中で最も魅力が高いタブレット端末だろう。しかし,初代iPadの驚きと比較すると,iPad 2の機能アップ分は比較的穏やかだ。もう一つ何かがあると予測している。

 他のタブレット端末メーカーがどうやってお金を儲けるのかが気になっている。2011年1月,中国に出張したときに,EMS企業の代表たちと話ができた。彼らは,iPad以外に市場に投入されるタブレット端末を見ていたのだが,あまりにもデザインに差があると言っていた。彼らは他社製のタブレット端末には力が入らないと言う。

 タブレット端末の市場はまだ未熟だと思う。2010年11月にタブレット端末の市場調査をした。消費者を調査する米Nielsen社や米comScore社と話をしたのだが,彼らをもってしも消費者がタブレット端末をどのように利用するかがまだ分かっていない。消費者の間でも,タブレット端末の認識がまだ低いのだ。

 米Appleは,2010年第4四半期に10型ディスプレイを購入するために,韓国LG Display社や韓国Samsung Electronics社に数十億米ドルの注文を出した。その後,カナダResearch In Motion Ltd.(RIM社)社が7型ディスプレイを購入するために400万米ドルの注文書を出したのだが,あまり大事にされていないという状況。タブレット端末で最も高い部品はディスプレイやメモリなので,他社は競争をしにくい状態だ。iPadより高いタブレット端末は市場で苦労するだろう。格安製品に関しては消費者は興味を持つが,製品に面白みがない。2011年は,競合するタブレット端末メーカーにとっては辛い年になると思う。(談,聞き手はPhil Keys=シリコンバレー支局)

Jonathan Goldberg
ドイツDeutsche Bank AG,Wireless and Communication Technologies Equity Research Team,Analyst
7年間,中国で勤めた経験を持つ。2004年にDeutsche Bank社の米国事業部にアナリストとして入社した。
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