地球温暖化抑制のためにエレクトロクスがどのように貢献できるのか,そのデバイスをどのように実現していくのか――。

 CO2を削減し低炭素(グリーン)社会を実現することは,人類や企業に課せられた大きな使命である。この実現を目指し,新たな社会を支える技術として「グリーンデバイス」に大きな注目が集まっている。

 日経BP社が主催する展示会・フォーラム「Green Device 2010」(2010年11月10日(水)~12日(金),幕張メッセ)は,このようなグリーンデバイスについて,セット,デバイス,装置,部品・材料の観点の情報を共有し,世界にメッセージを発信していく場を作ることを目指している。

 グリーンデバイスの分野はこれからが本番というフェーズであり,進むべき方向も数多くある。その方向を見定めるため,Green Device 2010では企業や団体などからキーパーソンの方々を委員に迎えたステアリング・コミッティーを発足させた。

 グリーンデバイスの現在の状況,そして未来像とは何か・・・。
識者へのインタビューから,その姿が浮かび上がる。

スマートグリッド関連の半導体市場
2030年には7兆円規模へ
南川 明 氏
アイサプライ・ジャパン 副社長 主席アナリスト/ジャパンリサーチ
拡大するLED照明市場,制度面を整備し,
安心・安全な製品に
小紫 正樹 氏
LED照明推進協議会 専務理事
義務感だけのエコは続かない
快適性を兼ね備えた取り組みが肝要
藤岡 透 氏
パナソニック電工 先行技術開発研究所 所長
高まるエコ意識を契機に
“一歩踏み出す”行動に期待
Danny Risberg 氏
フィリップス エレクトロニクス ジャパン 代表取締役社長
LEDにパワー半導体,2次電池
期待集まるデバイスを事業強化
室町 正志 氏
東芝 取締役 代表執行役副社長