家電・モバイル ボリュームゾーンの最新動向を知る
 

第4回:Androidは多様性,iPhoneは統一性

原田 養正,関野 修佑=U'eyes Design
2009/08/19 00:00
印刷用ページ
(前回から続く)

Googleとの連携は重視せず?

 日本製のケータイや他のスマートフォンと比べたAndroidケータイの特徴は,Googleが提供する各種のサービスと連携しやすいことである。Googleのサービスと同期して,パソコンで入力したカレンダーの予定や連絡先の情報が携帯電話機でも遅滞なく見られたり,その逆ができたりする。今回の評価でも,ユーザーがこの点をどれくらい魅力に感じるかに注目していた。

 この点については,モニタの評価はそこまで高くなかった。実際,カレンダーやGmailの機能を使ってみた後で聞いた購入意欲が,評価を始める前と比べて上がったモニタは9名中2名しかいなかった。Googleのヘビーユーザー3名を見ると,購入意欲が上がったのは1人で,「欲しい度」は誰も上がらず,むしろ1人は「欲しい度」が下がっている。

 意見を聞いてみると,「Googleサービスを携帯電話のアプリでも利用できている」「既に同じことができている」と,同期に対する目新しさや,より大きな利便性は感じないという声が多かった。また,「ケータイメールはプライベートや携帯電話同士の連絡用で,Webメールはメルマガの受信やパソコン同士の連絡用」と使い分けているため,同期に意味を見いだせないといった意見や,「パソコンから電話をかけることはないので連絡先を同期しても意味がない」といったコメントがあった。

 こうしたユーザーは,実際にAndroidケータイを使い続け,いわゆる「クラウド・コンピューティング」の利便性を体験すると,利用方法が変わる可能性がある。事実,長期評価を依頼したモニタ2名のうち,Googleのライトユーザーはこれまで使っていなかったサービスにも手を出すようになったし,Googleのヘビーユーザーであるもう一人のモニタは,Androidケータイから次々にGoogleのサービスを利用していた。

地図やマーケットに感心

 モニタの受けが良かったのは,地図の機能やWebサイトのブラウジング,様々なアプリケーション・ソフトウエアを入手できる「Androidマーケット」などである。特に,HT-03A には地磁気センサが内蔵されており,地図アプリでGoogle Mapsの「ストリート・ビュー」機能を使うと,地図上の地点でユーザーが見ている方向の写真を本体の回転に合わせて滑らかに表示することができる。あるモニタはこの機能に感心して,利用している間「これはすばらしい」と連発していた。

ストリート・ビュー機能に驚く
ストリート・ビュー機能に驚く
HT-03Aを持って周りを見回すと,地図上で指定した場所の周囲の様子の画像を見ることができる。地磁気センサとGoogle Mapsの「ストリート・ビュー」機能を利用して実現している。
【9月15日(火)開催】触るインタフェース(応用編)
~ウエアラブルと身体性から読み解く次世代インタフェース~


ウエアラブルデバイスで触覚情報を利用するための基礎と最新技術や、全身触覚と身体性に着目した新しい触覚インタフェースの新潮流について解説する。この分野に精通する3人の講師が、様々な研究開発例とその実装方法を紹介する。詳細は、こちら
会場:BIZ新宿 (東京・西新宿)
コメントする
コメントに関する諸注意(必ずお読みください)
※コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。

マイページ

マイページのご利用には日経テクノロジーオンラインの会員登録が必要です。

マイページでは記事のクリッピング(ブックマーク)、登録したキーワードを含む新着記事の表示(Myキーワード)、登録した連載の新着記事表示(連載ウォッチ)が利用できます。

協力メディア&
関連サイト

  • 日経エレクトロニクス
  • 日経ものづくり
  • 日経Automotive
  • 日経デジタルヘルス
  • メガソーラービジネス
  • 明日をつむぐテクノロジー
  • 新・公民連携最前線
  • 技術者塾

Follow Us

  • Facebook
  • Twitter
  • RSS

お薦めトピック

日経テクノロジーオンラインSpecial

記事ランキング